FXのレバレッジとは

<レバレッジは利益だけでなく、損失も膨らませます>

レバレッジとは、かんたんに言うと「てこの原理」です。レバレッジをかけることで、少ない資金で大きな取引ができます。

 

 たとえば、手元に1万円しかなくても、レバレッジを100倍に設定すればなんと100万円の取り引きをすることができるようになります。つまり、為替差益やスワップも1万円で取り引きしたときより100倍大きくなるので、少ない金額でも大きな利益を得ることができるようになるのです。

 
 ※レバレッジは2010年に50倍まで、2011年8月にすべてのFX業者が25倍までに引き下がりました。
 

 「おぉ、それはすごいゾ!さっそくレバレッジを100倍にしてみよう!!」と思われた方、どうかもう少し私の話を聞いてください…。得られる利益が100倍になるということは、つまりその反対の損失も100倍になってしまうのです!!

 

 たとえば、レバレッジを100倍にしてしまうと、たったのマイナス1%の損失で投入した資金がゼロになってしまうのです(-1%×100倍=-100%)。身近な例で説明しますと、1ドル=100円のときにレバレッジを100倍にしてドルを購入した場合、その後1ドル=99円(-1%)になった時点で投入した全てのお金は無くなってしまうのです…(汗”)。

 

 余裕資金の範囲でちょっとした“遊び”としてする分にはよいのかもしれませんが、老後を安心して過ごすための準備金づくりなど、安定した運用を目的として資産運用されている方は、このような危ない取引はしない方が安全です。レバレッジをかけるとしても3倍くらいまでに抑えるのが無難です。

 

☆安定した運用を目指す方は、レバレッジを2~3倍までにしましょう!

 

 次は、FXの最大の魅力とも言えるスワップについて説明します。

Originally posted 2019-08-12 15:10:08.

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