カテゴリー別アーカイブ: FXの特徴

外国為替市場を知る

<外国為替市場の今>

 「外国為替市場」とは”円”を”ドル”に、”ドル”を”円”に換える作業が行われる場のことです。日本時間の月曜7:00~土曜日7:00まで開いています。

 もちろん交換できるのは日本の”円”とアメリカの”ドル”だけではありません。あとで個別に説明するヨーロッパの”ユーロ(リンク)”やイギリスの”ポンド(リンク)”など他の通貨とも交換することができます。

 「市場」と聞くと、なんとなくどこか大きなビルのフロアでたくさんの人が集まって通貨のやりとりをしているように思いますが、実はそのような所はありません。

 通貨のやりとりは主に銀行と銀行の間で通信システムを使って行われています。ですので、とくにどこかに集まって直接やりとりをする必要もないのです。

(外国為替市場のイメージ図)
準備中です。

 

 ここからは外国為替市場(銀行など)がどのようなときに利用されているのかを具体例を用いてわかりやすく説明していきたいと思います。

 少しとうとつですが、私はたった今アメリカに行ってりんごを1個売ってきました。アメリカなので支払いは”ドル”で行われました(アメリカでモノを売り買いする場合、お金のやりとりは”ドル”で行われます)。

 こうしてりんご1個と引き換えに私は”ドル”を受け取ったのですが、このまま”ドル”を持っていてもこっち(日本)では何も買えません(日本でモノを売り買いする場合、お金のやりとりは”円”で行われます)。そこで私はさっそく”ドル”を”円”に換えるために今から銀行に行くことにしました♪

 

 このように外国為替市場はもともと国と国の間で自動車やテレビなど実体のあるモノの売り買いをスムーズに行うために作られました。もちろん今でもそのためのやりとりがたくさん行われています。

 ですが、現在は自動車やテレビなど実体のあるモノでなく、株や債券といった実体のないモノの売り買いを行うために利用されることがだんぜん多くなりました(詳しくは後で説明します。ですのでここは読み流していただいても問題ありません)。

 1980年代あたりまでは90%が「テレビや自動車」、10%が「株や債券」の売り買いを行うために利用されてきました。しかし、現在はそれが逆転して90%が「株や債券」、10%が「テレビや自動車」の売り買いを行うために利用されているのです。

外国為替市場

 

☆今は株などの取引が外国為替市場に大きな影響を与えています

 

Originally posted 2019-08-12 15:14:59.

FXのスワップ金利とは

<長期投資派の強力な味方>

 スワップ(スワップ金利、スワップポイント)とは、「各国の通貨の金利差によって発生する金利」のことです。

 …書いた本人ですら読んでて意味が分かりませんから、おそらくみなさんも何を言っているのかよく分からないと思います…。そこで親しみのある日本の“円”とアメリカの“ドル”を例にわかりやすくスワップ(金利)について説明します。

 

 円の金利が0.5%、ドルの金利が2.5%のときにドルを円で買うと、2.5%-0.5%=+2%のスワップが発生します。このスワップは1年あたりのもので、FX会社で表示されている1日あたりのスワップはこれを365日で割って求めています。2%÷365日≒0.0054% が1日あたりにもらえる金利です。

 

 ほとんどのFX会社では1万通貨あたり、つまりこの10,000倍のスワップが表示されています。0.0054%×10,000=54(ちなみに2008年7月現在、ドルを円で買った場合に発生するスワップは50~60となっています)。

 

 もちろん、いつもスワップがプラスなわけではありません。将来的に円の金利がドルの金利よりも高くなってしまった場合、今度は逆にスワップを支払わなければならないのです。

 

 スワップはその通貨を持っている間、日をまたぐ毎に毎日発生します。つまり、スワップがプラスの場合は継続的に利益が得られるということです。なので長期的な運用をされている方にとってスワップはとても重要な収入源となります。逆に、スワップがマイナスの場合は毎日損失が増えていきますのでとても持ち続けることはできません。長期的な運用をお考えの方は必ずスワップがプラスのものを選ぶようにしてください♪

 

Originally posted 2019-08-12 15:10:48.

FXのスプレッドとは

<売り値と買い値では値段が違います>

 スプレッドとは、通貨を売り値と買い値の値段の差額のことを言います。また、売り値のことを「ask(アスク)」 、買い値のことを「bid(ビッド)」と呼びます。(スプレッドは実質的にFX会社へ支払う手数料となります。)

 

         

  (↑外為どっとコムの場合は円とドルのスプレッドが1銭

 

 気をつけたいのは、ドルを買う場合はドルの買い値ではなく、売り値を見るということです。なぜなら、買い値は「それを向こうがいくらで買い取るか」を表したもので、売り値は「それをこちらがいくらで売るか」を表したものだからです。単純に「買う」から「買い値」ではないんです…少しややこしいですね(汗”)

 

 さて、売り値と買い値の値段が違うということでしたが、これはなぜなんでしょうか? 実はそれはFX会社が仕事を続けていくため(利益を出すため)なんです。基本的にFX会社は通貨を「安く買い取って、高く売ることの差(スプレッド)」で利益を得ています。ですので、必ず売り値の方が高く買い値の方が安くなっています。当然ですが、投資家にとってその差額は取引コスト(手数料)として考えなければならないので、スプレッドが小さいに越したことはありません。FX会社も決して嫌がらせでこのようなことをしているわけではありませんので、許してあげてください(笑)  

 次は、FXで利益を得るための2通りの考え方をご紹介します♪

 
 

 【スプレッドが小さいおすすめFX会社
  DMM FX →スプレッドの小ささが売りの会社です! 
  SBI FXTRADE ←業界最低水準のスプレッドです。
  外為オンライン ←スワップも高く、短期・長期どちらでも使えます♪

Originally posted 2019-08-12 15:11:28.

FXの特徴

<外貨商品の革命児!>

 これからご紹介する外国為替証拠金取引(FX)は、外貨商品の中では下の図のようなポジションを取ります。

 

FXの特徴

 

 …これは一体どういうことなんでしょうか? FXの中に外貨MMFと外貨預金・外国債券がすっぽりハマっていますね。これは、FXが“ハイリスクでもありローリスク”でもある、“ハイリターンでもありローリターン”でもある投資先という意味なんです。 ん~、これだけの説明では、全く意味が分からないですよね…(汗”)

 

 というわけで解説していきますと、なぜこのような位置づけになるかについては、FXがとても応用のきく取引だからです。リスクをあまり取りたくない方はリスクを抑えた取引が、多少リスクを取ってでも大きなリターンを狙いたい方はそのような取引ができる仕組みになっています。とっても便利ですね♪

 

 では、そのFXの主な特徴を具体的に紹介します。

・投入資金の何倍もの資金を運用して取り引きできる(レバレッジ
・通貨を交換した2国間の金利差にあたる金利を受け取れる(スワップ
・売り値と買い値が違う(スプレッド
・為替による損益が発生する-為替リスク
・取引にかかる手数料が外貨商品の中でもっとも安い
・外貨商品の中で流動性がもっとも高く、取引しやすい

 

 これまで紹介してきた「外貨預金」と「外貨MMF」は言わば似たものどうしでした。その特徴はほとんど同じで、違いと言えば手数料・流動性の面で「外貨MMF」がやや優れているというくらいでした。

 

 ですが、これからご紹介するFXはこれらの外貨商品とはずいぶん違いがあります。「レバレッジ」や「スワップ」「スプレッド」など、初めて聞くような言葉が続けて出てきましたからね(汗”)。

 

 為替による損得が発生するのは、全ての外貨商品に共通する特徴(為替リスク)ですので省略します。また、手数料や流動性についても「外貨預金」や「外貨MMF」に比べて安いというだけなので、こちらも詳しいところは省略します。

Originally posted 2019-08-12 15:09:30.

FXのレバレッジとは

<レバレッジは利益だけでなく、損失も膨らませます>

レバレッジとは、かんたんに言うと「てこの原理」です。レバレッジをかけることで、少ない資金で大きな取引ができます。

 

 たとえば、手元に1万円しかなくても、レバレッジを100倍に設定すればなんと100万円の取り引きをすることができるようになります。つまり、為替差益やスワップも1万円で取り引きしたときより100倍大きくなるので、少ない金額でも大きな利益を得ることができるようになるのです。

 
 ※レバレッジは2010年に50倍まで、2011年8月にすべてのFX業者が25倍までに引き下がりました。
 

 「おぉ、それはすごいゾ!さっそくレバレッジを100倍にしてみよう!!」と思われた方、どうかもう少し私の話を聞いてください…。得られる利益が100倍になるということは、つまりその反対の損失も100倍になってしまうのです!!

 

 たとえば、レバレッジを100倍にしてしまうと、たったのマイナス1%の損失で投入した資金がゼロになってしまうのです(-1%×100倍=-100%)。身近な例で説明しますと、1ドル=100円のときにレバレッジを100倍にしてドルを購入した場合、その後1ドル=99円(-1%)になった時点で投入した全てのお金は無くなってしまうのです…(汗”)。

 

 余裕資金の範囲でちょっとした“遊び”としてする分にはよいのかもしれませんが、老後を安心して過ごすための準備金づくりなど、安定した運用を目的として資産運用されている方は、このような危ない取引はしない方が安全です。レバレッジをかけるとしても3倍くらいまでに抑えるのが無難です。

 

☆安定した運用を目指す方は、レバレッジを2~3倍までにしましょう!

 

 次は、FXの最大の魅力とも言えるスワップについて説明します。

Originally posted 2019-08-12 15:10:08.

ナンピン買い

 「ナンピン買い」とは、持っている通貨の価格が下がったときに、新たにその通貨を買うことです。ナンピン買いをすることで平均購入額を下げることができます。

 

 たとえば、為替レートが1ドル=110円のときにドルを1万円分(91ドル)買ったとします。

ナンピン買い

 そのあと、1ドル=100円に下がったときに新たに1万円分(100ドル)を買ったとします(ナンピン買い)。

ナンピン買い

 

  ここで一度これまでの状況を整理してみましょう。

  買ったドル 払った金額
1ドル=110円のとき 91ドル 10,000円
1ドル=100円のとき 100ドル 10,000円
合計 191ドル 20,000円

 

 今、手元には合計で191ドルあります。そして、この191ドルを買うのに使った金額は合計で20,000円です。よって、ドルの平均購入額105円(20,000円÷191ドル)となります。

ナンピン買い

 つまり、「ナンピン買い」をしたことで当初のドルの平均購入額110円を105円まで引き下げたのです。

 ナンピン買いをする前は1ドル=110円まで戻らないと損をしました。ですが、ナンピン買いをした後は1ドル=105円まで戻れば損をしないようになったのです。

ナンピン買い

 

 このように「ナンピン買い」は、平均購入額を下げることができるとても魅力的な投資方法です。しかし、その通貨の価格が今後上がることなく下がり続けていくと、単に損を大きくしてしまうだけです。

ナンピン買い

 ですので、「その通貨の価格が今は下がっているけど将来的に上はがるだろう」と思えるときにだけ、ナンピン買いを利用するようにしてください。

☆ナンピン買いのしすぎはスカンピンのもとになりかねません

Originally posted 2019-08-12 15:35:29.

ドルコスト平均法

「ドル・コスト平均法」とは、毎月1万円ずつ買っていくような積み立て投資のことです。

 詳しくは後ほど説明しますが、ドル・コスト平均法を使うと「同じ金額でたくさんの通貨を買うことができやすい」のです!

ドルコスト平均法

※以下の内容をすべて理解する必要はありません。大切なのは「毎月1万円ずつ買っていくような積み立て投資をすると、同じ金額でたくさん買えることが多い」という事実を知っておくことです。以下の内容はこれが本当なのかを確認しているだけなので、読み流していただいても問題ありません。

 

 たとえば、これから毎月1万円分のドルを買う「ドル・コスト平均法」を使うとします。また、これと比較するために毎月100ドルを買う場合も考えます。

  1月 2月 3月
1ドルの価格 90円 100円 110円
毎月1万円分買う 111ドル 100ドル 91ドル
毎月100ドル買う 100ドル 100ドル 100ドル

 

 まず、「毎月1万円分買う」から見ていきましょう。購入額の合計は毎月1万円分なのでその3倍の30,000円です。手元にあるドルの合計は302ドル(=111ドル+100ドル+91ドル)です。

 次に、「毎月100ドル買う」を見ていきましょう。購入額の合計は30,000円(=9,000円+10,000円+11,000円)です。手元にあるドルの合計は、毎月100ドルなのでその3倍の300ドルです。

 

 このままだと違いがよくわからないので、これらの関係を比較しやすいように表にしてみました。

  購入額の合計 手元にあるドルの合計
毎月1万円分買う 30,000円 302ドル
毎月100ドル買う 30,000円 300ドル

 

 「手元にあるドルの合計」に注目してください。毎月1万円分買う方が少し多くなっていますね。このように毎月1万円ずつ買っていくような積み立て投資(ドル・コスト平均法)をすると、価格が”低いときには多く”、価格が”高いときには少なく”購入するので、結果的に同じ金額でもたくさん買うことができるのです♪

ドルコスト平均法

 今回は説明をわかりやすくするために購入額を1万円分、購入期間を3ヶ月としました。ですので、見た感じ少ししか得をしてないように思えます。ですが、購入額や購入期間の数字がもっと大きくなれば得もそれだけ大きくなります。

☆長期的にコツコツ続けることで得をする「ドル・コスト平均法」

Originally posted 2019-08-12 15:36:07.

IFO注文

IFO注文とは、「買値(Bid)が○○円になったら『買い』、そのあと売値(Ask)が□□円になったら『売る』、また、■■円になっても『売る』」というような、IFD注文OCO注文を合体させた注文方法です。

 

 使い方としては、たとえば「買い」注文条件を少し下げた価格帯に設定しておき、「売り」注文条件を買った価格から+1%と-0.5%変動したところに設定しておくなどの方法があります。

 

IFO注文

 
 

 このようにIFO注文を使えば、より損するリスクを抑えた投資戦略(3回のうち1回成功すれば良いというような考え方)をとることができます♪ 少し扱うのが難しいですが、そのぶん利用価値はありますので、ぜひ使い方を身につけてほしい注文方法です。

Originally posted 2019-08-12 15:32:50.

トレール注文

トレール注文とは、為替レートの変動にともなって事前に設定した値幅を維持するように逆指値価格が推移していく注文方法です。ただし、逆指値注文に対して逆方向に為替レートが動いた場合に限ります
 

 
 

トレール注文

 
 

A たとえば、米ドルを買値(Bid)が1ドル=100円のときに買い、売値(Ask)が98円になったら売る逆指値注文をした上で、トレール注文により値幅(トレール幅)を2円に設定します。

B そうすると、売値が2円上昇した場合、逆指値価格はトレール幅の2円を維持するように98円から100円へ2円上昇します。

 

 このように、トレール注文を利用すれば、利益を最大化していくよう自動的に逆指値価格が変動していきます(※もちろん買ってから値が下がり続ければ、単なる損切りになってしまいます)。のちほど紹介させていただくIFO注文と双璧をなす自動売買システムで、ぜひ使い方を身につけてほしい注文方法です☆

Originally posted 2019-08-12 15:33:22.

IFD注文

IFD注文とは、「指定した注文を実行したあとに、さらに指定した注文を実行する」を事前に設定し、条件が満たされたところでその売買を自動でおこなわせる注文方法です。

 

IFD注文

 

 たとえば、為替レートが1ドル=105円で安定しているときに、「買値(Bid)が1ドル=100円まで下がったらドルを『買い』、売値(Ask)が1ドル=103円まで上がったら『売る』」など。

Originally posted 2019-08-12 15:31:39.