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成行注文

 成行注文とは、今の為替レートで売買を成立させたいと きに使用する注文方法です。たとえば、買値(Bid)が1ドル=100円のときにドルを「買いたい」と思えば、そのときに「成り行き注文」を出してくださ い。注文を出すと、そのときのレートが改めて表示されますので、そのレートでよろしければ実際に注文ボタンをクリック出してください♪

 ただし、FX会社によっては表示されているレートからズレたレートで約定される場合があります。このズレはスリッページと呼ばれます。為替レートは常に変動しているので、注文を出してから約定までのわずかな時間でもズレが生まれることがあるからです。

Originally posted 2019-08-12 15:30:07.

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドとは、先ほどご紹介した移動平均線を軸に上下に一定の幅を持たせて描かれたラインのことです。トレンドがこのまま続くのか、それとも転換するのかを見るのに使われています。

ボリンジャーバンド

 ラインの幅は上から+2σ(シグマ)、+1σ、-1σ、-2σという単位で取られていることが多いです。σ(シグマ)は統計学でよく用いられる単位です。またの名を標準偏差(ひょうじゅんへんさ)とも言います。

 

ボリンジャーバンド

 +1σラインより上をプラス圏、-1σラインより下をマイナス圏とします。「プラス圏内」では為替レートを上に引き上げていく力が働くと考えます。反対に、マイナス圏内では為替レートを下に引き下げていく力が働くと考えます。

 さらに、+2σラインより上は為替レートを引き上げていくもっと強い力が、-2σラインより下は為替レートを引き下げていくもっと強い力が働くと考えます。 

 つまり、為替レートが「プラス圏」にいるなら為替レートは今後も上昇していきすいと見るのです。同じく、「マイナス圏」にいるなら為替レートは今後も下降していきやすいと見るのです。

 

 ですが、景気にも好況と不況という波があるように、為替レートにも上昇トレンドと下降トレンドという波があり、いつかはトレンドが変わります。

ボリンジャーバンド

 上のチャートを見てください。-1σラインを”下”から”上”へ突き抜けて下降トレンドは終わっています。また、+1σラインを”上”から”下”へ突き抜けて上昇トレンドは終わっています。

 このように、為替レートが「マイナス圏」から脱出すると下降トレンドが終わると見ます。同じく、「プラス圏」からこぼれ落ちると上昇トレンドが終わると見ます。

 

☆ボリンジャーバンドでトレンドの継続と転換を意識しましょう

Originally posted 2019-08-12 15:29:27.

移動平均線

移動平均線とは過去の一定期間の終値の平均値を線で結んだものです。平均を計る期間を5日間にすると移動平均線は下の図のようになります。

移動平均線

 この移動平均線を利用した有名な分析手法に「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」の2つがあります。ともにトレンドの転換の目安に使われています。

ゴールデンクロス
 終値の平均を計る期間が”短い”移動平均線が、それよりも”長い”移動平均線を下から上に突き抜けた状態のことをゴールデンクロスと呼びます。

ゴールデンクロス

 過去のデータを調べた結果、このゴールデンクロスが出た後は為替レートが上昇していきやすい(上昇トレンド)と言われています。

ゴールデンクロス

 

デッドクロス
  終値の平均を計る期間が”短い”移動平均線が、それよりも”長い”移動平均線を上から下に突き抜けた状態のことをデッドクロスと呼びます。

デッドクロス

 過去のデータを調べた結果、このデッドクロスが出た後は為替レートが下降していきやすい(下降トレンド)と言われています。

デッドクロス

 

☆ゴールデンクロス・デッドクロスでトレンドの転換を意識しましょう

Originally posted 2019-08-12 15:28:48.

トレンド

為替レート(リンク)は常に上に下に小刻みに動いています。ですが、大きく見ると全体的に「右上がり」の時、「右下がり」の時、「水平」の時の3つに分けることができます。

 全体的に「右上がり」の時を上昇トレンド、全体的に「右下がり」の時を下降トレンド、全体的に「水平」の時をボックス相場と言います。

 

例)「円/ドル」レート

■上昇トレンド (右上がり)
トレンドライン

 上昇トレンドにいる時は、ドルを持ちたい投資家がどんどん増えてる状態です。アメリカの経済が順調に伸びている時、日本の経済が失速している時によく見られます。(参考:経済と通貨の関係(リンク))

 全体的にドルを「”安く”買いたい」というよりも値上がり益を得るために「”早く”買いたい」という気持ちが強いと言えます。為替レートもなかなか下がりません。ですので、はじめて通貨を買われる方は上昇トレンドのものがよいかもしれません。

 

■下降トレンド (右下がり)
トレンドライン

 下降トレンドにいる時は、円を持ちたい投資家がどんどん増えてる状態です。アメリカの経済がなんらかの原因で失速している時、日本の経済が伸びている時によく見られます。

 全体的にドルを「”高く”売りたい」というよりも値下がり損を避けるために「”早く”売りたい」という気持ちが強いです。為替レートもなかなか上がりません。ですので、はじめて通貨を買われる方は下降トレンドのものには手を出さない方がよいかもしれません。

 

■ボックストレンド (水平)
トレンドライン

 ボックストレンドにいる時は、円を持ちたい投資家とドルを持ちたい投資家が同じくらいの状態です。とくにどちらかの通貨を持ちたくなるような材料がない時によく見られます。

 

 それぞれのローソク足チャートにある「てっぺん」と「底」を結ぶような線をトレンドラインと言います。為替レートがこのトレンドラインを突き抜けた時トレンドが転換しやすい(「上昇→下降」「下降→上昇」)とされています。

トレンドライン

トレンドライン

 

☆通貨を買うなら上がりやすいとき(上昇トレンド)に買いましょう

Originally posted 2019-08-12 15:28:01.

ローソク足

ローソク足とは、一定の期間にその通貨の値段がどのように動いたのかを1本の棒で表したものです。

 と文字で説明してもよく分からないと思います。ですので、これからみなさんと一緒に実際にその日の為替レートの値動きに合わせてローソク足を描いていきたいと思います。

 まずは、その日の取引が始まって初めての値段「始値(はじめね)」がつきました。ではこれに合わせてローソク足も描いていきます。始値のところに1本の横線を描きます。

ローソク足

 そのあと、為替レートは上がっていきました。その日の最も高い値段を「高値(たかね)」と呼びます。これに合わせてローソク足の横線をその値段まで引き上げます。先ほどの1本の横線から、白色の棒(長方形)に図が変わりました。この白色の棒がある状態を「陽線(ようせん)」と呼びます。

大陽線

 そのあと、為替レートは少し下がりました。これに合わせてローソク足の上の横線も引き下げます。そして、その下がった分だけ棒の上真ん中に1本の縦線を描き加えます。この縦線のことを「上ひげ」と呼びます。

上髭陽線

 そのあと、為替レートはさらに下がっていき、始値を下回りました。その日の最も安い値段を「安値(やすね)」と呼びます。これに合わせてローソク足の横線も引き下げます…。

 ここでちょっと大きな変化が起きます。今の値段が始値よりも下になったら、ローソク足の色を””から””に変えることになっています。この青色の四角形がある状態を「陰線(いんせん)」と呼びます。

上髭陰線

 そのあと、為替レートは再び上がっていき始値を越えたあたりでその日の取引が終了しました。その日の取引の最後についた値段を「終値(おわりね)」と呼びます。そして、その上がった分だけ棒の下真ん中に1本の縦線を描き加えます。この縦線のことを「下ひげ」と呼びます。さらに、今の値段が始値よりも上になったのでローソク足の色を”青”から”白”に戻します。

上下ひげ陽線

 

 このように1日の値動きを1本のローソク足で表しているものを「日足」と呼びます。同じように、1週間の場合は「週足」、1月の場合は「月足」、1年の場合は「年足」と呼びます。

Originally posted 2019-08-12 15:27:25.

チャートとは

チャートとはこれまでの為替レート(リンク)の値動きをグラフにしたものです。

 下のチャートは過去5年間の「円とドルの為替レート」の値動きを表したものです。(これは「ローソク足」と呼ばれる現在もっともよく使われているチャートです。詳しくは次に説明しますので、気にせず進んでいただいても問題ありません。)

チャート

 このようにグラフにすることで過去5年間の値動きがパッと見て分かるようになりました。また、”過去”の値段と見比べることで「”今”の値段が安いのか高いのか」も感覚的に分かるようになりました。

 

☆まずはチャートを見てその通貨のこれまでの歩みを知りましょう

Originally posted 2019-08-12 15:26:49.

トルコリラ(TRY)の特徴

トルコリラは、南アフリカランドと同じように、金利の高いことで人気のある通貨です。

 

>直近5年の「トルコリラ/円」レート推移(google financeより)
トルコリラ-円のレート推移

 

 トルコリラの特徴は、金利が6.5%と高いことです(2010年6月)。これでも相当高い金利だとは思いますが、リーマンショック以前はなんと15%以上の金利水準でした。この高い金利はスワップポイントを狙うには魅力的ですが、通貨の取引量が少ないため、大きなニュースがあると価格が大きく変動するリスクもあります。また、経済の基盤となるような産業がほとんどないため、他国の影響を受けやすい通貨といえます。特にヨーロッパの景気が悪くなるとトルコへの資金の流れは少なくなり、リラが売られる可能性もあります。

 

 産業は少ないものの、トルコはアジアとヨーロッパの間にあるため、両者でエネルギーを輸送する際の重要な地域となっています。また、人口構成がピラミッド型であることや、2013年にEUへの加盟を目指して改革を進めていることもあり、長期的な経済成長に期待したい国です。

Originally posted 2019-08-12 15:26:02.

人民元(CNY)の特徴

人民元は、近い将来、切り上げが予想される通貨

 

>直近5年の「人民元/円」レート推移(Google financeより)
人民元-円のチャート推移

 

 人民元はかつてはドルに対して相場が変動する「固定相場制(ドル・ペッグ制)」をとってきました。しかし、2005年には廃止され、その後は「通貨バスケット」を採用しています。「通貨バスケット」とは、自分の国の通貨をいくつかの国の通貨に合わせて動かすしくみのことです。

 

 他の特徴として、人民元は中国当局(中華人民銀行)の為替介入によって為替レートの変動幅がある一定の範囲内に抑えられています。そのため、値動きはあまり激しくなく、リスクの面ではメリットとなります。しかし、変動幅が制限されている分、大きな利益はねらいにくいと言えます。

 

 ただ、最近では、人民元を意図的に低く固定して輸出を有利にしているといった批判がアメリカを中心に起きていて、通貨の切り上げの圧力が強くなっています。人民元の切り上げが起これば、為替レートの上昇が考えられるので、今後の動向には注目です☆

 

追記:2010年から人民元の切り上げが発表され、為替レートは徐々に「人民元高」の方向へ進んでいます。

Originally posted 2019-08-12 15:25:15.

南アフリカランド(ZAR)の特徴

「南アフリカランド(ZAR)は、(B)ブラジル・(R)ロシア・(I)インド・(C)中国とともに成長が期待されてる(S)南アフリカで使われている金利の高い(11%、2008年3月)通貨です。」

 

>直近5年の「南アフリカランド/円」レート推移(Google fainanceより)
ランド-円のレート推移

 

 南アフリカはもともと鉱物資源(金・ダイヤモンド・プラチナなど)が豊かな国で、これが経済の大きな支えとなっていました。ですが今はそれだけでなく、経済立国としても世界から注目を集めています。

 そのような流れからか、2010年にはあの世界最大のスポーツイベントであるサッカーのW杯が南アフリカで開催することが決定しました。日本が東京オリンピックの開催を機に急成長していったように、中国が北京オリンピック・上海万博の成功に向けて急成長しているように、南アフリカもまた成長していく可能性が高いと考えられます。今後の南アフリカに注目ですね☆  

Originally posted 2019-08-12 15:24:29.

スイスフラン(CHF)の特徴

  「スイス・フランは、世界経済に何らかの危機が生じたときに、一時的避難用として買われることがある通貨

>直近5年の「スイスフラン/円」レート推移(Google financeより)
スイスフラン円のレート推移

 スイスは永世中立国です(永世中立国とは、将来もし多国間で戦争が起こっても自国は中立の立場である事を宣言し、他国がその中立を保障・承認している国です-ウィキペディアより)。その中立性から伝統的に「安全な通貨」と認識され、世界各地でテロや戦争などが起こった際は、避難通貨として一時的によく買われることがあります。

 また、経済自体もかなり安定しており、そのため金利は低く推移しています。よって、投資対象としての魅力はかなり低いです。スイス・フランは投資対象というよりも、何かあったときの避難場所と考えていただけると良いかと思います☆

Originally posted 2019-08-12 15:23:52.