ローソク足とは、一定の期間にその通貨の値段がどのように動いたのかを1本の棒で表したものです。
と文字で説明してもよく分からないと思います。ですので、これからみなさんと一緒に実際にその日の為替レートの値動きに合わせてローソク足を描いていきたいと思います。
まずは、その日の取引が始まって初めての値段「始値(はじめね)」がつきました。ではこれに合わせてローソク足も描いていきます。始値のところに1本の横線を描きます。
そのあと、為替レートは上がっていきました。その日の最も高い値段を「高値(たかね)」と呼びます。これに合わせてローソク足の横線をその値段まで引き上げます。先ほどの1本の横線から、白色の棒(長方形)に図が変わりました。この白色の棒がある状態を「陽線(ようせん)」と呼びます。
そのあと、為替レートは少し下がりました。これに合わせてローソク足の上の横線も引き下げます。そして、その下がった分だけ棒の上真ん中に1本の縦線を描き加えます。この縦線のことを「上ひげ」と呼びます。
そのあと、為替レートはさらに下がっていき、始値を下回りました。その日の最も安い値段を「安値(やすね)」と呼びます。これに合わせてローソク足の横線も引き下げます…。
ここでちょっと大きな変化が起きます。今の値段が始値よりも下になったら、ローソク足の色を”白”から”青”に変えることになっています。この青色の四角形がある状態を「陰線(いんせん)」と呼びます。
そのあと、為替レートは再び上がっていき始値を越えたあたりでその日の取引が終了しました。その日の取引の最後についた値段を「終値(おわりね)」と呼びます。そして、その上がった分だけ棒の下真ん中に1本の縦線を描き加えます。この縦線のことを「下ひげ」と呼びます。さらに、今の値段が始値よりも上になったのでローソク足の色を”青”から”白”に戻します。
このように1日の値動きを1本のローソク足で表しているものを「日足」と呼びます。同じように、1週間の場合は「週足」、1月の場合は「月足」、1年の場合は「年足」と呼びます。
Originally posted 2019-08-12 15:27:25.