「アメリカドルは、世界No.1の通貨」
>直近5年の「米ドル/円」レート推移(Google financeより)
米ドル>(アメリカドル-USD)は今のところ、世界中の貿易や投資取引でおカネのやりとりが必要になった際に、共通通貨(基軸通貨)として用いられる通貨です。
たとえば、日本で作られた自動車を米国の自動車販売会社が買いたい場合、おカネのやりとりは米ドルで行われます。米ドルを受け取った日本の自動車会社は、円ドルの為替レートに応じて米ドルを円に交換します。こうしてあらかじめ取引をするときの通貨を決めておくことによって、違う通貨を扱う国同士でもスムーズに取引ができるようになります。
なぜ米ドルが基軸通貨になっているかと言うと、それは米国が世界でダントツNo.1の「軍事力・経済力・金融市場のもと」を持っているからです。つまり、米国以外の国は「自国の通貨は、もしかしたら戦争を仕掛けられたり、経済危機が発生したりして価値を失ってしまうかもしれないけど、米ドルに関してはその心配はない」と、世界的にはそう認識されているのです。それもそのはず、なんと米国の経済規模は世界No.2である日本の約3倍と、圧倒的な強さを誇っているのです(2005年国内総生産(GDP)、統計局 より)。
2001年9月11日の「同時多発テロ」や2007年の「サブプライムローンショック」、また「ユーロの台頭」などにより、かつての絶対的な地位は失われつつありますが、それでもまだまだ米ドルは世界No.1の通貨なのです。よって、外貨投資をするなら、まず「米ドル」を基準に考えるようにしていただくのが良いかと思います。
Originally posted 2019-08-12 15:17:47.